餃子事件はテロです【解説】

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なぜ僕が30日の段階で「餃子事件はテロです」などと断定的なタイトルをつけたのか?
それはこれが日記であって、ストレートニュースではないからです。
(ストレートニュースでこんなタイトルをつけたら、職場なら速攻クビです)

「食物中毒事件」と表記すべきであって「テロ」なんて用語は国民を不安におとしいれるだけで、へたをすれば国際紛争にも発展しかねない、めったなことで使う言葉ではないと僕は思っています。
ましてや確たる根拠もなく、十分な取材もせずに使える用語ではありません。
NHKニュースのタイトルでは 「中国産ギョーザで10人中毒」
読売新聞では「中国製冷凍ギョーザの食中毒事件」。

警察もマスコミも、日本政府も揃って「事件」であるとは認めています。
「事件」と「事故」はどう違うのか?
意図的でなく、不注意などにより偶然起こったのが「事故」
なんらかの犯意か呵責を持った加害者が存在し、立件すべきなのが「事件」

今回「事件」と発表しているということは、なんらかの犯意か呵責をもった加害者(個人とは限らない)が存在するということです。

無差別テロ事件(狙った国民感情をテリブルな状態にしてその社会を混乱させることにより政治的、経済的な目的を達するべく、爆弾や毒物を用いて不特定多数に攻撃を加える事件)といえば、僕は日本では毒物テロ事件が多いように思います。
仮に今回のギョーザ事件が毒物テロ事件だと考えたとき、過去に日本でおきた毒物テロ事件として僕が真っ先に思い浮かんだのが、オウム地下鉄サリン事件、そしてグリコ森永事件です。
広く一般に市販されている安心と思われている食品への混入、と言う点ではグリコ森永事件に、より近いような感触を受けました。

では今回の「冷凍ギョーザ毒物テロ事件(僕が勝手に名付けました)」の犯人は誰で、その意図はなんなのか?

※ここからは個人の日記ならではの、根拠と裏付けに基づかない、僕の勝手な憶測と想像です。

テロ事件のパターンは、単純に考えると次の4パターンのうちのどれかです。

1)外国の政府や情報工作機関または企業や個人のグループが事件の真犯人で、日本人または日本政府へなんらかの攻撃を加えよう意図したパターン(例えば日本人の食卓を危機感におとしいれることによって、なんらかの政治的経済的利益を得ようと企んだものなど)。

2)日本政府や情報工作機関または企業や個人のグループが事件の真犯人で、あたかも外国の政府機関や企業または外国の個人やグループにより食卓が危害を加えられたと発表することにより、なんらかの政治的経済的利益を得ようと意図したパターン(例えば外国製食品の不買を起こし外国に経済的打撃を与える、または政治的に有利な条件を作る、または個人的に利益を得るなどを企んだものなど)。

3)上記の1と2の共犯というパターン。

4)単なる愉快犯。

以上です。
個人的には、4の「単なる愉快犯」であればいいなあ、と祈ってます。
こんなに被害者が出ていて、しかも愉快犯だと良いなどと、自分でも書いていて不愉快きわまりないのですが、他の3パターンよりはマシです。

グリコ森永事件も、結局、迷宮入りになりました。

今回は迷宮入りにならぬよう、千葉県警、警察庁、内閣府、内調、外務省、官邸各位の、努力に期待したいと思います。
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