She is too good for me and I think she is disproportionate to me.

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「冠婚葬祭入門」という超ロングセラーの本があるのを、みなさんもご存じかと思います。
少なくとも僕が子どもの頃、一人で本屋さんに行けるようになったころには、すでに街の小さな書店にもありましたから、かなりのロングセラーなんでしょうね、たぶん。

そこに「正しいお見合いの仕方」とかいう項目があるわけです。
ガキのくせに色気づいた僕は、そのへんのページを無我夢中で立ち読みしておりました。
中でも、
「相手が気に入らなかった場合の断り方」
という部分を目を皿のようにして読みました。

婚約を断る理由として、相手も仲人さんも傷つけない理由をキチンとつけ、間接的に丁重にお断りしましょう。とある。
男女ともに共通する礼儀であり、ナルホドー!!さすが大人はすごい知恵者だ、と思ったすぎやんであります。

その際、断るときに使うべき理由の文例として、

「先日は楽しい時間を過ごさせて頂き、本人はとても素敵な方と巡り会えたと心から喜んでおりました。ですが、なにぶん当方のお相手として考えてみますと、不釣り合いな程すばらしいお方でございますし、本人も自分ごときではとてもお相手はつとまらないかも、と少々自信を失っております。やはり釣り合い加減が大事かと思いますので、今回は、、、、」

というのがあげられていました。

ナルホド!
たしかにこれなら、誰も傷つけないで済む。長年の知恵だな~。
決まり文句だな~。

と感心して、そのまんま「決まり文句」として頭にすり込まれたまんま、疑いもせず、この歳まですぎやんは生きてきちゃったのであります。

タイトルにあげた「私にはもったいない素敵な方ですので」なんて、要領の良いオトナの考え出した詭弁ワールド!
大人はずる賢い!
本音はぶっちゃけ「気に入らなかった」だろーが。
相手が気に入ったんなら結婚するはずだろーが。ふん!
なーんて、心底思っていたのです。

ところが。ところが、です!

先日「僕にはもったいないくらい素敵な人だ」とマジで思う人と僕は出会ってしまったのです!いい歳こいて。

文字通り「自分にはもったいないくらい素敵な人なので、釣り合いが取れない」なんて僕が悩まなきゃならない相手が現実に存在するなんて!
まして、そんな人に恋をするなんて(ありえないと思っていたもんで)どうしたらいいのか、さっぱりわからず。

「冠婚葬祭入門」がまったく役に立たない世界に突入中♪
この分野に関しては、すぎやん、どしろうとであります。


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