「新しいローマ法王を選ぶためにバチカンで行われていた「コンクラーベ」で、日本時間14日未明、アルゼンチン出身のホルヘ・ベルゴリオ枢機卿が第266代のローマ法王に選ばれ、フランシスコ1世と名乗ることになりました。」
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このニュースを聞いて、僕は思った。
前のローマ法王がご存命中に引退されたのは、歴史上二例目できわめて異例なことなんだそうな。
つまりいったんローマ法王に任命されたら、死ぬまで職務をやらなきゃならないってこと。
人間、本当に死ぬ直前まで仕事なんてできるものだろうか?
もちろん80歳をすぎてもかくしゃくと仕事をしている人はたくさんいる。
でもいざ死ぬ前となったら、病院で点滴を受けながら何もできない状態になるのが普通だ。
そんな体で職務の遂行なんてとてもじゃないが無理だろう。
一般企業の場合はオーナー社長であっても、そんな状態になったらフツー引退して次の代に社長の座をゆずる。
宗教の場合はちょっと違う。
なにもローマ法王に限った話ではない。
日本の仏教の場合でも、世襲制のお寺などでは住職は死ぬまで住職を続けるケースは多い。
それまでは次の代に住職になる坊さんが、副住職として実際には寺を代表して実務をこなし、住職が死んだ時点で副住職は住職と名乗る。
まあ、それはそれで合理的だし、どう名乗るかだけの問題だ。
ちなみにローマ法王の場合はどうなんだろう?
僕はキリスト教には詳しくないが、それなりにサポートする立場の人がいるんだろうなあ。
どんな人がどんな立場で実質的な業務をこなしているのか気になってきた。
と、ここまで書いてきて、そういえば日本の天皇陛下も生涯続ける例が最近では多いよなあ。
ほんとうにご苦労様なことであります。


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