5月6日、先週の土曜日に、久々に浦賀からヨットを出港させて本船航路に向かいました。しかし折からの強風波浪注意報の通り、風は強くてセイルをフルに出せない状況。何回かタックして東に向かったあと、より風が強くなりそうだったので、本船航路(浦賀水道)を離れて、180度転回し、母港ベラシスに帰ることにしました。

メンセルもジブも、2ポインから3ポインといったところ。これでもまだ帆を出せた方です。先月ヨットのレジェンド堀江謙一さんに話を聞いたら、マストに受ける風だけでランニングとか、パンツ一枚くらいのセイルを出してアビームとか言っていたので、彼の感覚からしたら「良い風」という事になるのでしょう。

9メートルから10メートルという風は、シャンパンを飲みながらのんびりとセイリング、という僕らにとっては「これ以上強くなると困る」というレベルの風。というか、早くマリーナに戻ってギャレーでの調理を待ちたい、といった気分でした。対岸の房総半島、南千葉にも、あっというまに付きそうなスピードでしたが、断念しました。

5月の初めだと言うのに、けっこう日焼けしました。マリーナに戻ると、ウソのように海は穏やかでした。ヨットハーバーには、相変わらず「出港注意」を示す黄色の旗がはためいていました。これが赤い旗になると「出港禁止」で船を出すことはできません。冒険ではなくレジャーのセイリングでは、安全第一ですよね。

先月訪れた兵庫県西宮市の新西宮ヨットハーバーは、スケールも大きくて、さすが瀬戸内海の本拠地、という感じでしたが、それよりずっと小規模な、ここ浦賀のマリーナ・ベラシスも、落ち着いた風情があり、僕らにとっては愛着のある港です。月に一度ここに集う仲間たちと、自炊して安ワインで酔っ払う日々も、いつまで続くのやらという状況ですが、最後までこの船と一緒に過ごしたい、というのが本音です。

ビバ!オーマリー!!

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