それでも東京オリンピックは開催される

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またまた多くの皆さんの反発を買ってしまうのを覚悟で(前回の携帯料金の値下げに関する記事では多くの反論が寄せられた)あえて今2021年2月23日の時点での僕の見解を述べておきます。

2020年からコロナ禍で2021年に延期になった東京オリンピック、パラリンピックについては、コロナ禍が収まらないことを理由に、中止すべきとの意見が世論調査でも8割を占めるようになりました。

かくいう僕もこれまでオリンピック中止論者でした。いえオリパラ東京開催反対論者でもあったくらいです。今でもコロナ禍での開催が極めて難しいことは、重々承知しています。

  • 選手の感染防止ができたとしても、世界から集まる観客には徹底できない
  • 柔道などフルコンタクト系の競技では、どうしても密になる
  • 東京でコロナ対策が万全になっても、選手を送り出す世界各国には対応できない国も多く、参加できない国が多くなる

とくに世界各国の状況を見ると、コロナ対策を完璧にして選手を送り出すどころか、選考競技会さえできない、練習もままならない、という現状です。これはもう選手が集まらない。事実上不可能だろうと考えていました。

森喜朗氏が舌禍から辞任し、橋本聖子会長になったJOCですが、ここに来て俄然やる気を出しています。今まで直接インタビューできなかったオリンピック関係者たちの生の声を、Clubhouseで聞いてみると、僕の考えは大きく変わりました。彼らは着々と開催準備を進めているのです。

  • どんな状況下でもオリンピックはやる。無観客でもやる
  • 人類が新型コロナに負けない証として、今こそやる意義がある
  • 参加できる国だけでやる
  • 感染症を封じ込める医師たちのオリンピックだ
  • やることで夢と希望を人々に与える

他にもいろいろな意見がありましたが、中止という選択肢はない、という点で誰もが一致していました。全ての選手と関係者にワクチンを接種し、感染対策を完璧に行い、観客数を大幅に減らす、もしくは無観客で行う。という方針で動いているようです。

報道はされませんが、当事者たちはものすごい熱意でオリパラ開催に、全力を投入しているのが伝わってきました。聞いているうちに僕は、これは本当に実現するのではないか、と確証のようなものを抱きました。

コロナ禍で鬱々とした世の中に、東京オリンピックパラリンピックが、一筋の光を与えられるなら素晴らしいことです。無観客でもテレビ観戦で充分です。アスリートたちの躍動感は、老若男女多くの人々に感動をもたらします。僕自身も楽しみにしています。

ただ一つ、もし開催することで新型コロナ感染症が拡大したらどうするのか、という質問には意外な答えが返ってきました。「また収まってくる」というものでした。僕としては「拡大はさせない」と明言して欲しかったので、ちょっと残念でしたが、いずれにしても東京オリンピックパラリンピックは、コロナ感染対策を徹底した上で実行する、と言う方針にブレはないようです。

今まさに世論は賛否両論が飛び交っていて、中止やむなしの声も大きいようですが、僕は実現しようと奮闘している人々に向けて、あえてエールを送りたい気分であります。

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