僕は筋金入りのMacユーザーなのですが

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筆者はやむを得ずMac M2 ProにWindows 11を導入し、登記・供託オンライン申請システムの利用を余儀なくされました。技術的問題はなく、Parallels Desktopを通じOSを使い分け快適さを享受しているが、国家のデジタル化対応には不満を持っています。

訳があって昨日から自分のMac M2 Proの上でWindows11を走らせています。1代のマシンでMacとWinが同時に走るのは、なんかむりがあるんじゃねー? と僕も少々びびっていました。昔もそんなのありましたが、切り替えるたびにシャットダウンしなくちゃいけなかったり、不都合があったりしたので。

でも今の技術はすごいです!普通のフルスクリーンのSafariのページをめくるごとく、切れ目なくOSが変わってくれるのです。そしてどちらもちゃんと自分のミッションをこなし、相手に負担をかけることなく同時にスキームをこなしていきます。見ていて気持ちが良い。

まあ僕も長い間職場ではWindows10を使ってきましたから、Windows11の扱いもなれたもの。テーマカラーとかデザインがずいぶん可愛らしくなり、Apple陣営に引けを取らないオシャレさんです。僕はすっかり気にいってしまいました。

見た目もWindowsでもMacに負けないレベルに達したとはいえ、ファイルの階層構造が全く違うので。Windowsのほうは仮想マシーンと言うことになります。この一台のマシンにMacとWindowsを同時に走らせる、神のようなParalleles Desktopというソフトウェアが、1年あたりわずか数十ドル$ということで、僕は即座に購入しました。

ほほう、Apple社のこの部分と、Microsoft社のこの部分をうまく組み合わせて、スピードとセキュリティを保っているのだな。などと感心して見て回り、Microsoft社が今どんなアプローチで生成AI に取り組んでいるのかなど、好奇心津々で見物もしておりました。

しかし。冒頭にも話したとおり、好きでもないWindows11を自分の大切なPlatinum Mac M2 Proに搭載したのは、止むにやまんれぬ事情があったからなんです。

皆さんご存じのように、今さらながら日本は国を挙げてデジタル化を推し進めているわけですが、それが何ともイケていない。

「登記・供託オンライン申請システム」というのが最近できたのだが、それがMacに対応していない。「申し訳御座いません。まだMacには対応しておりませんので、ご迷惑をおかけします」の一言もなく、いけしゃあしゃあとビル・ゲイツの軍門に下がっているのです。

独占禁止法も何もあったもんじゃない。国家が相対する民間の技術競争に関して、一方の企業のみを優遇するのはどういうつもりでしょう。Windows用に開発したアプリケーションを、Mac用にも対応させるのは技術的には難しくも何ともないのです。

Excel、Word、なんだってMacに見事に対応しています。Parallelsのエンジニアだったら、さっさとそんな問題解決して、さっそくMac版を作れるでしょう。ところがこれは日本の会社が低予算でやっているモノだから、実にお粗末。

まずデザイン。

いったいいつの時代のアプリケーションソフトだい?ダサい!見づらい。Macのコンピュータスクリーン上には似合わない。でも法務局に申請するには、このこの恐ろしくダサいソフトを使わなければならない。

しかもWindowsに切り替えてまで。もちろん渋谷の法務局に直接出向いた方が、手っ取り早いのはいわずもがなである。前の職場の向かいのビルだから、散歩がてらに行くのも良かろう。

でも何でも根っからの新しいもの好きな僕としては、電子申請ができるというのに、窓口や郵送という選択肢はない。僕はマイナンバーができたとき3日後には取得したし、eTaxの電子納税も初年度から対応してきた。新型コロナにも誰よりも早く、2020年の3月に感染した男です。

なんといっても「初めてNHKにインターネットを引いた男」というのは伝説です。1994年のこと。この話は長くなるのでまたの機会に。

なんやかんやで僕があわててWindows使いに変身したのは、Windowsを購入する運営資金が入ったからです。だから僕が御自らWindows11をパタパタやって、登記作業を進めている。というわけです。

日本円も必要にして十分あるから、ラッキーとしか言いようがないですね。

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