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そんなくだらない議論がネット上で応酬されています。やれ腕を組んだとか、肩を抱いたとか。確かに米軍原子力空母「ジョージ・ワシントン」の船上に招待されての、高市のはしゃぎっぷりは、目に余るものがありました。それは媚を売るとか売らないとか言う以前の重要な問題で、昨日のブログに述べた通りです。

しかしネット上で盛り上がっているのは、その問題ではなく「媚を売る」という表現自体が男尊女卑である、ジェンダーとして間違っている、という低レベルの話題でした。なのでこの議論にさっさと終止符を打つべく今日は筆を取りました。結論から言うと、媚を売るくらい政治家の手法として何の問題ない、と言うことです。

女であろうと男であろうと、一国のリーダーとなったら国民国家のために、手段は選ぶべきではないでしょう。なんなら自らの体を売ってでも(男ならケツの御紋を預けてでも)国民の利益に尽くすべきだと僕は考えています。これはもちろん極論ですが、肩を抱いた抱かないなんて、ほんとどうでもいいレベルの話にSNS上では似非フェミニストや、博識あるはずの女性識者までが盛り上がっています。

しかし皆さんは80年前の、この歴史的瞬間を捉えた写真を覚えているかと思います。

渡邉英徳という方がモノクロ写真をカラー化したものですが、この時、昭和天皇(ひろひと)はラフな格好のGHQ総司令マッカーサー元帥の隣で、正装して直立不動でした。もちろん自らの死刑は免れないと分かっていました。それでも日本国民のために自分はどうなっても良い、と仰っていたのです。

この昭和天皇の判断に比べると、軍艦の船上ではしゃいだだの、腕を組んだなど、どうでもいいレベルの話です。日本はアメリカに戦争で負けた、無条件降伏を飲みGHQの支配下に置かれた、これは消しようがない事実です。先日の米海軍の原子力空母ジョージワシントンのデッキで、大勢の米兵に囲まれてトランプとはしゃいで見せた高市早苗の言動が、もし計算づくだったとしたら、なかなか大した政治家かもしれません。(僕にはただガキのようにはしゃいでいるとしか見えませんでしたが)それも彼女の策略だった可能性もあります。

一国の首相ともなれば、寝技、足技、手段を選ばず国民の生命と財産を守るべく仕事をすべきです。高市の言うように「ワークライフバランスという言葉を捨てます」「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」(なんと彼女は働いて、という言葉を5回も繰り返した)というのが、自分自身に限ってのことなら、大いに働いてもらおうじゃないですか。トランプの靴でもせっせと磨けば良い。そして忘れずに習近平の靴も。

どちらが彼女の正体かわかりませんが、3ヶ月間のハネムーンの間は僕は高市のことは書きません。またSNS上の似非フェニミストたちの議論にも参加しません。

まさしく今後のなりゆきに注目です。

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