安倍首相の本当の狙いは「アベノミクス」ではなかった【動画】
2014年衆院総選挙の争点は、安部首相の発言をまともに信じるならば「アベノミクス確認」ということになる。大方のマスコミも識者もそれを前提にいろいろ述べて動いています。でも僕は”そもそも”が知りたくなって、前回の総選挙の時の2年前にワープしてしまいました。2012年の総選挙で自民党が圧勝し、安倍内閣が誕生した瞬間の、池上彰さんと安倍さんのやりとりの映像です。久しぶりに見ていたら、なんか今とはずいぶんニュアンスが違うので違和感を持ってしまいました。ここに紹介しますので、まずはみなさんも見てみて下さいな。忘れてはいけないニュースというのもあるものです。
僕も安倍さんが解散を決めた時の記者会見をまともに受け止めてしまって(僕は誰の話でも、まずはまともに信じるタイプです)当日のブログでは”「アベノミクスに伸るか反るか」2014解散総選挙の大義”という、それに特化した記事を書きました。経済政策は国民の生活に直結した課題ですから、政府は真っ先に取り組まなければいけません。ですのでそれを争点にするのは間違ってはいないと思います。
僕は経済に詳しくないですけど今回は「アベノミクス」をとるか「無策」をとるか、という2オプション。昔はやった究極の選択みたいですが、「無策」は困るという人にとって事実上1オプションの選挙になってしまいます。それはないだろうということで、あらためて安倍内閣が誕生した時の動画に戻ってみたのです。池上彰と安倍晋三の対談、御覧ください。
これを見てお判りのように、安部首相の本当に目指していることは憲法改正であり、国防軍の成立です。僕は憲法改正には個人的な意見として賛成です。少なくとも憲法を事実上全く変えられなくしている第96条は、さっそく変えなければいけないと思っています。これはいつ頃からそう思うようになったのかというと、中学生の時です。最後の国民投票で過半数を問う前に、国会で衆議院で3分の2以上かつ参議院で3分の2以上なんて、事実上国民投票は無理なんじゃないかと、こども心にも不思議に思ったのです。他はよく出来た憲法だと感動したのを覚えています。
憲法をねじ曲げて、結局名ばかりの集団的自衛権の行使容認を閣議決定したのは、いただけませんでした。集団的自衛権で自衛隊がホルムズ海峡の掃海に行くのでは、と心配する人がいますがそれは佐藤優さんによるとあり得ないそうです。ホルムズ海峡はオマーンの領海であって、そこにイラクが機雷を海中に投じた時点で二国間戦争の勃発と成り、日本の出番はないそうです。ですからきっと安倍さんは集団的自衛権行使という名目が、対アメリカ的に必要だったのだと思います。
もう一つあります。特定秘密保護法です。こればっかりは個人的な意見として容認できません。詳しい人に聞いたところツメが甘い法律で、使いようによっては国民の知る権利、マスコミの報道する権利を損なう危険性があるとのことです。
他にもいろいろありますが、とりあえず選挙の公示前に、個人的なスタンスを書いておかなきゃ、と思って書きました。選挙が始まれば沈黙します。
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ysugie
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