可哀想な女、高市早苗でございます
高市氏が首相の座について3ヶ月が経過しました。僕は就任から3ヶ月間は、政権の悪口は言わないハネムーン時期として、見守る方針できました。高市早苗についても同様です。女性初の首相ということで当初は70パーセント近い支持率でしたが、この猛烈な寒波が押し寄せる中、物価高対策も棚上げにして「白紙委任状」を求める解散という暴挙を目にして、もう黙っていられません。
この解散は本人曰く「私への信任投票」ということです。政治の場は彼女の自己実現の場にされています。730億円という巨額な税金を使い、解散総選挙に打って出る大義は、どう考えてもありません。730億円あれば、相当な物価高対策ができます。それをないがしろにして「白紙委任状」を求める高市氏の取っている行動は、ファシズム以外の何者でもありません。
立憲民主党は公明党と一緒に「中道改革連合」を急遽立ち上げましたが、これは高市氏に白紙委任状を与えたくない人、この指止まれ、という政党だと思っています。特に公明党の動きに注目すべきです。そもそも高市政権が誕生したのは、彼女への評価ではありません。偶然、たまたま、僅差で日本維新の会が与党入りして、生まれた連立政権です。では公明党はなぜ26年間も連立を組んできた自民党と、連立から離脱したのか。最大の理由は政治とカネの問題にきちんと取り組まなかったから、と斉藤代表は言っています。それ以外にも仏教系宗教団体である創価学会からみて、高市政権は中道ではないという意思表示だったのではないか、と僕は思っています。
高市政権が誕生した3ヶ月前の動きを思い出してください。まずは夏に参院選で自民党が惨敗して、石破茂前総理が辞任しました。そして自民党内で総裁選が行われ、小泉進次郎に僅差で勝利した高市早苗が自民党総裁に決まります。続いて総理大臣を決める首班指名選挙が国会で行われる、という矢先に公明党が自公連立政権から離脱するというショッキングな展開になりました。何がショッキングだったというと、おそらく高市氏にとってショッキングだったのです。公明党からフラれた高市早苗は、その時こう述べています。
「総裁にはなれたけど、総理にはなれないかもしれない、可哀想な女、高市早苗でございます」
この上目遣いに放たれたセリフを僕は忘れません。自分のことを「可哀想な女」と表現する政治家がいるでしょうか。高市早苗は僕の神戸大学時代の1年後輩ですが、僕はこのセリフに明らかに媚を売っているそして女を売っていると感じざるを得ませんでした。当時の風潮としてフェミニズムを標榜する方々から、高市が媚を売っているとするのは偏見だ、という意見が多数見られたので、あえて僕は触れませんでした。しかし卑しくもこれから首相になろうとする政治家が、自分のことを「可哀想」と表現するのは、どうしても違和感がありました。そして彼女が政治の場を国民のため、ではなく自己実現のために使っている、という匂いを嗅ぎ取りました。
公明党からフラれて泣きべそをかいていた高市氏に対して、救いの手を差し伸べたのが、なんと日本維新の会でした。お互い極右であるという一致点はあるものの、意味がわかりませんでした。王子様のように現れた維新に対して、高市早苗は藁をも縋る思いで速攻で連立合意をしました。維新の会のことはよくわかりませんが、議員定数削減など急を要するわけではない公約を掲げる、関西の地方政党という認識でした。さらに衆議院から3名の議員が新しい連立政権に加わり、かろうじて与党となっている状態です。
高市氏のかつての停波発言(テレビ局に対して放送免許をとり上げると脅した総務大臣時代の恫喝)そして一議員時代の核武装論など、台湾有事問題に限らず危険な発言は、枚挙に遑がないほどです。そして今日のブログで最も強調しておきたいのは、高市早苗がヒトラーの「我が闘争」を愛読するファシストであり、国民ファーストではなく、政治屋としての自分ファーストという行動規範を取っているという点です。これ以上彼女にこの国を任せては、遠からずこの国は滅びます。
中道改革連合がどのような政党かというと、単純に立憲民主党と公明党の野党連合にすぎません。ただ今回「高市早苗に白紙委任状を与えたくない人、この指止まれ」と明確に示してくれたことは評価します。選挙戦が終わって、再び別の政党に戻ろうとも(参議院がそうであるように)、とりあえず2026年の2月の選挙だけは、政治資金に汚く統一教会にズブズブの自民党には、勝ってもらいたくない。中道が示してくれた、この指止まれ、に期待します。
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