国際社会で信用があるのはどっち?朝日新聞?
元慰安婦の方々への内閣総理大臣のおわびの手紙
このたび、政府と国民が協力して進めている「女性のためのアジア平和国民基金」を通じ、元従軍慰安婦の方々へのわが国の国民的な償いが行われるに際し、私の気持ちを表明させていただきます。
いわゆる従軍慰安婦問題は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題でございました。私は、日本国の内閣総理大臣として改めて、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを申し上げます。
我々は、過去の重みからも未来への責任からも逃げるわけにはまいりません。わが国としては、道義的な責任を痛感しつつ、おわびと反省の気持ちを踏まえ、過去の歴史を直視し、正しくこれを後世に伝えるとともに、いわれなき暴力など女性の名誉と尊厳に関わる諸問題にも積極的に取り組んでいかなければならないと考えております。
末筆ながら、皆様方のこれからの人生が安らかなものとなりますよう、心からお祈りしております。敬具
1996(平成8)年
日本国内閣総理大臣 橋本龍太郎
(歴代署名:小渕恵三、森喜朗、小泉 純一郎)
まるで朝日新聞の誤報のせいで、慰安婦問題における日本の国際的な信用を傷つけたのだ、国賊ものだという風潮がはやっている。朝日新聞はすみやかに信用回復を図るべしと、安倍首相もテレビで異例のマスコミに対する直接的な指示をした。
でもちょっと待てよ。海外では誰も読んでいないような朝日新聞が、いくら頑張ったところで、名誉挽回など出来るのだろうか?
海外のメディアや有識者が、信頼のおける情報源として見ているのは、たかだか日本の国内新聞の一つにすぎない朝日新聞の記事であった誤報、吉田証言だろうか? それともここに挙げた歴代内閣総理大臣の署名入りの手紙だろうか?
総理大臣の手紙の内容は、よく読むとかなりきわどいところまで、日本軍の非を認めている。『慰安婦問題」ではなくて「従軍慰安婦問題」としている。「当時の軍の関与のもとに」と明記している。「数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われた」とも認めている。
少なくともこっちのほうが信頼のおける情報源として、国際社会に影響をあたえたと考えるのが普通じゃないだろうか。このような手紙に軽率に署名までするような人たちに、やれ「誤報だ」「誤報だ」と責め立てられる朝日が可哀想になってきた。
「お殿様、お言葉ですが名誉挽回を計るのは、お殿様たちのお役目では?」
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