「不惑」という困惑

筆者から見ると若いアラフォー世代の友人女性が、不惑という言葉を知って少し困惑したような、困惑しなかったような、不思議な気分になった様子の連絡をくれました。 そうした世代の男女の友人を見ていると、40歳という年齢に強い感慨

ハゲとオッパイ

最近、筆者は急速にハゲてきています。年齢も年齢ですから珍しいことではありませんし、血筋もハゲの系列ですので、さらに大きくハゲることへの覚悟もできています。 それでも、ハゲるのはなんだかイヤだなぁという気分がどうしてもつい

北斎・広重に見る近代的自我あるいはその欠如

先ごろ、イタリア・ミラノで大きな北斎展が開かれました。その催し物は世界最古の大学がある学生の街、ボローニャにも移動して開催されました。 ミラノでは1999年に大規模な北斎展が行われて以来、かなり頻繁に江戸浮世絵版画展が開

憲法改正「福祉」から「秩序」へ?

このサイトには「質問コーナー」というページがありまして、読者の皆さまから疑問や質問をメールで送って頂き、杉江義浩が一緒に考える仕組みになっております。 今回はその中から、ハンドルネームこみしゃんこと、五味本友子さんからの

安楽死ではなく緩和ケアを

新型コロナウイルス感染症の対応で、重症化した患者への人工呼吸器が足りなくなる心配があるとニュースで知りました。この人工呼吸器というものについて、僕は昔から大きな問題があると思っています。 回復する見込みのない患者に人工呼